スクリュー式浮上油回収機
効果的な浮上油回収機として
浮上油回収機(オイルスキマー)は、工作機械(切削加工機 マシニングセンタ,旋盤など)の水溶性クーラント(水溶性切削油)に混入する油(潤滑油,作動油)を回収する機器です。一般的には、ベルト式やディスク式が多くみられます。弊社取り扱いのスクリュー式浮上油回収機(リックス社)は、油とクーラント液との粘性差を利用した画期的な製品であり、粘性のある油分のみを回収できることで多くのお客様にご使用いただいております。
浮上油を回収しなければならない理由として、加工設備の摺動部から出される潤滑湯、作動油がクーラントに混入すると、クーラント性能を低下させます。特に混入した油が浮上してクーラント表面を覆うことで、クーラントと酸素が遮断された状態になり、嫌気性のバクテリアの発生を促進させて,異臭とクーラント液の腐敗を早めクーラント寿命を短めます。浮上油回収装置を使用し、浮上油を回収することで、クーラント寿命の延命,腐敗防止を実現できます。
浮上油を回収しないと
(1)浮上油が混入して、微生物が繁殖する。
(2)pH が変わる。(さび止めの低下など)
(3)弱い腐敗臭(酸敗臭)が発生する。
(4)クーラントの外観変化(濁り,灰褐色または黒色化)。
(5)スライムやヘドロ状物質が生成される。
(工作機械の汚れ,給油コック,フィルタなどの目詰り)
(6)エマルジョンが破壊する。
(7)切削性能が低下する。(工具寿命,加工精度)
(8)悪臭発生による作業環境の悪化
ということが考えられますため、効果的なオイルスキーマーをお勧めします。